有機EL技術

カネカの太陽電池技術が、有機ELのデバイス開発に活かされています。

カネカの有機ELデバイス開発は、当社が培ってきた次世代太陽電池技術を応用しています。
さらに、当社が持つ生産技術を活用することで、いち早く照明用有機ELデバイスの量産技術を確立しました。
この有機ELデバイスの技術を用いて照明パネルの開発を進めています。

カネカ有機ELデバイス

有機ELのしくみ

有機ELの簡単な仕組みは、有機物で出来た発光層、電子を 輸送する有機層、正孔を輸送する有機物を陽極と陰極ではさ み、それぞれの電極から+(正孔)と-(電子)を注入して発光 層を励起させることにより、発光層が光るというものです。また、 発光層からの光を取り出すために片方の電極は透明な材料 で作られます。
電極に挟まれた有機層は薄く、また、微量のドーピング材料を 使うと、数V程度の低い電圧から発光します。

有機ELの発光のしくみ

図1. 有機ELの発光のしくみ

様々な発光ドーパントを発光層に混ぜると、発光色を変えることができます。
光の色は、基本の色である赤色・緑色・青色(「光の三原色」という)の組み合わせよって表現され、それぞれの割合を変えることによって様々な色の光を作ることができます。光の三原色である、赤色・緑色・青色が適切な割合で重なり合うと、白色の発光が得られます。

カネカの多彩な発光パネル

図2. カネカの多彩な発光パネル

有機ELの特徴

白色発光スペクトル

図3. 白色発光スペクトル(例)

照明用光源は太陽の光に近いものが理想的です。
それには、可視スペクトル全体にわたってほぼ等しい光度を持ったブロードな形状になる必要がありますが、有機ELの発光はブロードなスペクトルが特徴です。

右に赤色、緑色、青色をある割合で混合した白色発光スペクトルを示します。(図3)

光スペクトル(イメージ)

図4. 光スペクトル(イメージ)

(補足)
・スペクトル
自然光をプリズムに通すと、虹のように波長の短い方から色を持った光に分かれます。これを光のスペクトルと言います。目に感じる明るさは同じエネルギーでも波長によって異なります。(図4)

・色温度
色温度とは、ある光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)です。


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